134、「アラビカ種とロブスタ種」2日目

昨日に引き続きです。

ロブスタ(カネフォラ種)は主に工業用製品に使用されるコーヒー豆の品種で、缶コーヒーやインスタントコーヒーに多く利用されています。ロブスタは1898年にアフリカのコンゴで発見され、名前の由来は英語の”robust”(強健な)です。この品種は病気に強く、高温多湿の環境に適しており、1本の木から多くのコーヒー豆を収穫できるため、世界中で広がりました。標高300~800mの低地でも栽培が可能で、特にアジア諸国での栽培が盛んです。ベトナムはロブスタの生産高で世界第2位のコーヒー生産国です。

一方、アラビカ種は1000m以上の高地でしか育たず、病気に弱く、栽培が難しいものの、香りと味わいの良いコーヒー豆が得られます。アラビカ種はコーヒー市場の流通量の約6~7割を占めています。

ロブスタは強い苦味と独特の後味が特徴で、エスプレッソやベトナムコーヒーに頻繁に使用されます。ロブスタとアラビカ種の違いは成分バランスにあります。ロブスタはカフェイン含有量がアラビカ種の約2倍で、苦味はクロロゲン酸類という成分に起因します。一方、ロブスタはアラビカ種に比べて少糖類の含有量が少なく、コーヒーらしいコクや香りが控えめです。

ロブスタの飲み方としては、エスプレッソに30%ほどブレンドすることで苦味のアクセントが加わり、またベトナムコーヒーでは練乳をたっぷり入れることで美味しく飲むことができます。

太宰府珈琲井尻店ではまだ暫くの間、ロブスタ種に手を出すことは控えておこうと思っております。

ところで、『よかとこばい対馬!フェア』昨日で終了です。ご利用いただき有難うございました。大勢のお客様にお知らせすることが出来て、少々は対馬の役に立てたのではないかと思っております。後は皆様にお配りさせていただいた「抽選はがき」が何名のお客様に幸せを運んでくださるか?楽しみですね。2月20日必着です。まだの方、お急ぎご提出ください。よろしくお願いします。

では本日も素晴らしい1日になりますように。

太宰府珈琲

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