
昨日は梛木春幸氏の講演会に参加し、彼の語る『身土不二』の哲学に深く感銘を受けました。この言葉は、「身と土は二つならず」、すなわち人間の身体とその土地は切り離せない関係にあることを意味します。
梛木氏はこの概念を、現代の食生活と健康に結び付けて語りました。彼の主張によれば、私たちが住む土地で育つ食材を取り入れることが、身体の健康を守る鍵であると言います。なぜなら、土地の気候や環境に適応した食材には、私たちの身体が必要とする栄養素が豊富に含まれており、それが自然と身体に馴染むからです。
講演の中で、梛木氏は具体的な例を挙げて説明しました。例えば、四季のある日本では、季節ごとの食材が旬を迎えます。春には山菜、夏にはトマトやキュウリ、秋にはカボチャやサツマイモ、冬には大根や白菜などが挙げられます。これらの食材を積極的に取り入れることで、季節の変化に応じた体調管理が可能になるとのことです。
さらに、梛木氏は地産地消の重要性にも触れました。地元で生産された食材を消費することで、地域の経済を活性化させるだけでなく、輸送による環境負荷を軽減することができるのです。
講演を通じて、『身土不二』の哲学がもたらす健康と環境への恩恵について深く考えさせられました。私たち一人ひとりが、地元の食材を積極的に取り入れることで、より健やかな生活を送ることができるのではないでしょうか。
連日難しい事ばかりで失礼しました。
太宰府珈琲